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エコバッグコーデ

ちょっとした買い物をするとき、どこへ行ってもビニール袋は付き物です。
手ぶらで外に出かけても、お店でビニール袋がもらえます。
そして、家に帰れば用が済んだその袋は捨てることができます。
これが今までの生活スタイルでした。

しかし、2000年に入り、今までの大量生産、大量消費の時代から、 資源の無駄使いはやめて、クリーンな世界にしていこう、という風潮や思想に変わりました。
そんなエコブームが世界で取り沙汰されていたときに、「エコバッグ」は生まれました。

エコバッグの浸透

エコバッグは、多くの場合、スーパーやコンビニでもらえるビニール袋程度の大きさと形をしていて、リネンやキャンバス地でできている手提げ袋のことを言います。
今まで使い捨てていたビニール袋に代わり、自分で持参したエコバッグを使って買い物をすることで、無駄な資源を減らそう、というのがエコバッグの起源です。

そんな時代の産物であるエコバッグ、まずは主婦層に浸透しました。
スーパーに通うことが多い主婦の方々。
彼女たちが使い始めたのは必然的でしょう。
そのエコブームも時間が経過すると共に、一つの生活スタイルとして確立されました。
一見、そんな大きな現象のように見えなかったエコブームですが、一番の象徴として世の中で目立っているのが、エコバッグ。
街を歩けば、一人は肩に掛けているリネン、キャンバス地の手提げ袋がそれです。

エコバッグとプリントTシャツの深い関係

ここで一度、一昔前に流行った現象を見てみましょう。
90年代中頃、後半から2000年代初頭にかけて、裏原ブームというものがありました。
裏原ブームとは、東京の原宿の裏通りに多くの若手クリエーターたちが集まり、ストリートファッションのムーブメントを作り出した現象です。
そのムーブメントを象徴したのがプリントTシャツでした。
ストリートファッションと言われるように、そのファッションのスタイルはラフでカジュアルなストリートで着ることを目的とされたもので、その中でも最も目立っていたのがTシャツでした。
なぜTシャツだったのか。
それは、シンプルで誰もが着れるTシャツに、各クリエーターたちの主張が簡単にプリントできたからです。
それらのTシャツはストリートファッションにとてもマッチしていました。

実は、先に述べたエコバッグは、この裏原ブームのTシャツととても似ているのです。
エコバッグそのものもTシャツと同じようにとてもシンプルで取り替えが効くアイテムです。
そして、変幻自在に色やプリントを変えることで各々の主張が簡単にできます。
バッグ自体も安価なので、誰しもが手に取ることができます。
一つ異なるポイントとすれば、エコバッグの場合、プリント等されていない無地のものでさえ、持っているだけで主張になります。

そんなエコバッグも今では一つの生活スタイルの片鱗として、ショップやブランドのオリジナルのものが多く見受けられます。
生地の風合いからオーガニックな雰囲気を持ち、見た目もフレッシュでスタイリッシュなエコバッグ。
ちょっとした買い物や出先に足を運ぶときにとても役立つ一品。
気分や状況で違った形やプリントで全体のスタイリングに合わせることができる縁の下の力持ちなエコバッグで、さりげない主張をしてみてはいかがでしょうか。