上級者の着こなしテクニック
ブランド物のスーツを格好良く着こなしている人は、文句なしにお洒落に見えるもの。
目を見張るような着こなしを見ると、思わず「それ、どこのスーツ?」などと聞きたくなるものです。
しかし、ファッション上級者は、高いブランド物を着ているから上級者なのではなく、その洋服を自分流に着こなしているから上級者に見えるのです。大切なのは、ブランドではなくコーディネート。そして、そのコーディネートを決めるためにも、自分のスタイルを見極めることが必要です。
ブランドスーツ+ファストファッション
一方で、ブランド物のスーツに、ファストファッションブランドのTシャツやポロシャツを合わせ、粋に着こなしている人もいます。こうした人達は、すべてをブランド物でコーディネートするのではなく、あえて外したコーディネートをすることで個性を演出しています。
それなりに格のあるスーツを格好良く着こなしていると、ジャケットの中に合わせたシャツがたとえばスーパーのPB(プライベートブランド)であっても、そうは見えないもの。これこそが、上手なコーディネートが生む、ファッションのマジックかもしれません。
着こなしのヒントは、いたるところに転がっています。ファッション雑誌はもちろんですが、セレクトショップのウィンドウディスプレイなどにも、真似をしたいコーディネートがたくさん並んでいます。自分なりのアレンジの方法がわからない場合は、まず真似をするところから始めてみましょう。
雑誌やショップのお手本通りのコーディネートであっても、周りの人から「今日は格好いいね」と言われているうちに、コツがわかってくるものです。反対に、そのコーディネートが自分には合わず、失敗したと感じることもあるかもしれません。そうして成功と失敗を繰り返しているうちに、いつのまにか自然にファッションのテクニックが身につくもの。ファッション上級者への道は、誰の前からでも続いているのです。
ユニクロの店内パネルを参考にするのもアリ
ユニクロの店内に飾ってある大きなパネル。
このパネルに登場しているモデルは、タレントだったり、スポーツ選手だったりとさまざまですが、すべての人がパリやミラノのコレクションに登場するモデルのような理想的な体型を持っているわけではありません。
なのに、そのパネルの着こなしに目を奪われ、同じアイテムを購入しようと思った人も多いと思います。
ユニクロのパネルの場合は、洋服一つひとつはユニクロの商品ですが、どのアイテムもモデルとなっている人物にジャストフィットし、美しいシルエットを表現しています。加えて、組み合わせてある靴やベルト、アクセサリーなどが厳選されていて、洋服の格を上げるのに一役買っています。
こうしたパネルは、ファストファッションでもサイズ選びをきちんとして合わせる小物にこだわれば、格好いい着こなしができるというお手本のようなもの。同じようなパネルは、ユニクロだけでなく、さまざまなファストファッションショップの店舗内に飾ってあるので、ぜひ着こなしの参考にしたいものです。