「も」から始まる用語集用語集
モード
1.「流行」と同義。
2.グレードの高さで定評のあるデザイナーがプレタポルテやオートクチュールのコレクションで発表したクリエイティブな作品、またはそれが示す新しいデザイン傾向のこと。
3.ファッション(流行)になる前の原型。
モチーフ
「動機、理由」の意。あるデザインテーマの元となる題材のこと。
モノキニ
前から見ると普通のワンピースだが、後ろから見るとビキニのように見える水着。
モカシン
モカシンは、もともとインディアン(ネイティブアメリカン)が履いていた靴で、革一枚で作られた、スリップオン(結びひもや留め具がない)の足首までを覆う袋状の靴が由来。アッパー部分を縫いとるものなど様々なものがあった。
インディアンのモカシンは靴底はなかったが、欧州に伝わった際に欧州風にアレンジされ、現在のものとなった。グッチのビットモカシンが有名。
モスリン
モスリンとは、梳毛(そもう)織物の一種で、梳毛の単糸を用いた平織りの柔らかな薄地織物。
モッズ
モッズ・ルック、モッズ・スタイルとも呼ばれる。60年代始め、ロンドンにあらわれた「モッズ」とよばれる若者たちのファッション。
ファッション的な特徴は、ジーンズ、ポロシャツ、丈の短い3つボタンのジャケット。アメリカ空軍払い下げのパーカー(モッズコート含む)、靴はデザートブーツ。モッズの由来はモダンジャズから、あるいは自らをモダニストと称したことに由来する。
モノグラム
モノグラム(monogram)は、2つ(2つ以上のケースもある)の文字や書記素を組み合わせた記号でブランドのロゴなどとして使われることが多い。
ルイ・ヴィトンの「L」と「V」を重ねた幾何学文様をキャンバスに使用したモノグラムやシャネルの2つの「C」を重ねたモノグラムが有名。
モヘア
モヘアとは、アンゴラヤギの毛のこと。
絹をしのぐ光沢と滑らかさ、柔らかさ、軽さを持つ。
モンゴリアンセーター
モンゴルの遊牧民たちが着る伝統的な民族衣裳「デール」にヒントを得たセーター。フロントを深く打ち合わせてボタン留めにするデザインが特徴。エスニック調のセーターとして注目されている。
モンドリアンルック
オランダの抽象画家モンドリアン(1872~1944)の作品に見られる構図を効果的に取り入れたファッション。
65年にイヴ・サンローランが発表したもので白地に大胆な直線で区切られた幾何学構成の鮮やかな原色を使用したもの。膝丈のストレートなワンピースで知られる。
モーターサイクルコート
モーターサイクルコートとは、バイク乗り用に作られたロングコートのこと。
防風や防水に優れ、バイクに乗っている時も使いやすいポケットのつけ方などが特徴的。襟は立てたまま着用できるようになっている。そのスペックゆえに軍隊にも取り入れられた歴史があり、ミリタリーコートに近い風合いのものが多い。
モールニット
モールニットとは、ビロードのようなけばのある飾り糸=モール糸を使って織ったもの。
この糸を横織したものが一般的であり、短い毛先が毛羽立って見えるのが特徴的。